[コメント] うつくしい人生(1999/仏)
フランス映画でも、こんな実直な人生を描いた作品は少なくとも最近では珍しいのではないか、と思う。それほど、日差し、土の匂い、木々の騒ぐ音、不安定な仕事、そのため明日が見えない生活、周囲の家族から自分への圧迫、、。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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そう、まったく現代において僕たちが経験している精一杯の、当たり前の日常を、むせ返る愛の情念がお得意なフランス映画が丹念に、映像は絵画のように美しく描写しているのである。
そうなんですね、フランスは農業国だからこういう映画があっても決しておかしくないんですね。
ちっぽけな暖かい生活をやっと見つけた主人公に、本当に心から拍手を送りました。でも、それは僕たち庶民への、自らへの拍手でもあるんですね。秀作です。
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