[コメント] NOVO ノボ(2002/仏)
傑作。同じ「記憶を保てない男」に関する映画でも、『メメント』より遥かに視覚的だ。記憶を保てないということは主人公にとって過去は無に等しく、常に今(現在)しかない。混乱する記憶を体現するかのように映画は崩壊寸前まで断片化を推し進め、「今」の刹那性、そして映画の現在性を強調する。一カット間違えれば駄作になりかねなかったリモザンの映画的冒険。その成功を祝福しよう。フィナーレのかっこよさよ!
(赤い戦車)
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