ジョニー・デップにウォレム・デフォー、更にはミッキー・ロークと何故こいつらが！？と言わんばかりの豪華キャストが集結し、普通なら期待いっぱいで映画館へ足を運べる作品なのだが、なぜか公開後に良い評判が聞こえてこない・・・。そういうわけで、いくらか不安を抱えつつ映画館へ向かった。

前半〜中盤はまあまあだった（見せ場のアクションはほとんどバンデラス×サルマ・ハエックの回想シーンだったのもどうかと思うがｗ）。しかしクライマックスは、クーデターが起こったりしてスケールがデカくなりすぎたために、メインキャラクターのアクションに興奮できなくなってしまった。バンデラスは目立ってないし、ウォレム・デフォーはキワモノ路線に一人で突っ込んじゃうし、ジョニー・デップはいつもほどの存在感がないし、捕まって目が見えなくなった後は直接ストーリーに絡んでこない。

ギターケースのアイデアもコメディよりはクールな方に傾けて欲しかった。いや、観た後でギターケース持ってマネしたくなったりなんかしちゃんだけどね。