[コメント] レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード(2003/メキシコ=米)
『エル・マリアッチ』的なヲタ臭さが感じられないのは残念だが、それでもロバロドは娯楽を解っていらっしゃる。(異次元?で)砂煙な土地にこだわり続ける熱意。全体的には「ありえねー!」の謳い文句がロバロドにも匹敵するのだと確信した。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ギターケースがラジコン操作で動き出したときには腹がよじれるほど爆笑。
ロバロドが『スパイキッズ』シリーズを経て大きく進化していた。全編、いい意味でなまぬるい脚本に変わりはないけれど、何かが違う。なんだろー?と思いながらアクションなんかを眺めてて思ったのは「ロバロドの遊び」ということ。ようするにロバロド的エンターテイメントを確立しちゃってるんだよね。『エル・マリアッチ』のようなただヲタ臭くて尚且つホコリ臭い作品(いや、おもしろいんだよ!笑)とはオサラバして、ガンアクションやら異次元/異世界やらありえねー!演出を求め続けていらっしゃるわけですな。(ちなみに異次元とは詳細な設定の無いメキシコのこと。新しくもあり、古くさくもある設定)
あ、デップの存在がうんぬんというより、デップのエピソードは断片的にはかなり面白い。それが全体的に上手く絡み合っていたかといえば「???」だけれど。その辺が生ぬるいんだな。ハエックも回想の他に使いどころがあるのならば観たかったかも。
そういうわけで、脚本の「生ぬるさ」が鑑賞後まで尾を引いてしまったのが痛いが、その点を除けばかなり面白い作品だと思う。こりゃ新作の『Sin City』も期待できるね!!
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