[コメント] ノット・ア・ガール(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
確かにブリトニーの魅力は満載だったかもしれない。カメラは彼女を可愛く写す為に必死に追いかけ、そして生歌、友情、恋愛、しかもそこでバージンという清純派なトコまで見せ付け、全米(全世界)のティーンはうはうはもん。だけど彼女は映画の中でたった一つしてはいけないことをしてしまった・・・それは・・・
「バカ笑い」
コレに尽きる。前半3人揃えば3人揃ってバカ笑い。カメラはブリトニーを追う余りブリトニーの笑いが一番派手に聞こえる。う〜ん、やっぱこの人・・・面白い。
しかも台詞とストーリーが軽い。
話の展開は調子が良すぎて、見てるこっちは「おいおい」って感じだし、カラオケ大会ではイキナリ髪型が変わってる。さらにカラオケ大会で優勝しておひねりが飛んできたくらいでホテルのスイートに泊まれるかよ!
超ご都合主義のブリトニーのための映画。やっぱアイドル映画なのか?
一番傑作なのは、最初の3人が土に埋めた箱を掘り返すシーン。「違うわよ、反対方向よ」などなど、埋めた位置やら、埋めたことをきちんと、3人ともしっかり覚えている。そこまではよかったのだが・・・、掘り返すシーンの台詞で全てが崩れた
「うふふ、何埋めたか忘れちゃったわ」
「えっ?埋めたことを覚えてるのに、埋めたもの忘れたのか?しかもコレに埋めたのって大切なものだろ?(当時の自分の)」
みたいな突っ込みを入れたくなってしまう。
さらに旅をして散々成長したはずの主人公がミミ(だっけ?)が流産(?)して落ち込んでるのを見て、自分も落ち込んで「お父さんには逆らえないの」って台詞。
あれだけ旅して成長したんじゃないのかよ!やっぱこのブリトニーって面白すぎる。
しかも主役3人が話す内容も妙に軽い。ひたすら軽い。今時の等身大のティーンを表現してたのかもしれないけど、ぎゃーぎゃーうるさくてそれでティーンなのか?絶対勘違いしてるよ、この監督と脚本家・・・。
しかもブリトニーが医者?あの子が医者?どう見たって医者ってガらじゃないし、あの親父から?って突っ込みも入れたい。
結局親父は公演してたし、ブリトニーも初主演ながら、それなりに演技もしてたと思う。
しかし演技以前に作品を選ぶことを忘れているんじゃないのか?あーひさびさに完全に見ててしらけまくった。
ただこの映画の唯一の救いはクライマックス。結局親父を振り払って決心して、友人が登録したはずのオーディションになぜかブリトニーが出場。ここでも突っ込みをいれたかたっけど、あのラストの歌の使い方はなかなかお上手。
やはり一箇所だけでも見所ないとやべーもんね・・・。
カースティン・ダンストの『チア―ズ』はアイドル映画でもそれを超えていたのに・・・・。お願いだ、ブリトニー。作品選べ。
でもハリウッド(LA)観光名所回る時に『マルホランド・ドライブ』に行ったりしたら+1点つけるんだけどなぁ・・・
ストーリー・・・2☆☆(台詞は1☆) 音楽・・・3☆☆☆
総合・・・1☆
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。