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[コメント] デッドコースター(2003/米)

前作よりも登場人物の死に様に拘りすぎたのではないか?それでぶっ通すのなら完璧だが、主軸となる「予知能力」「死の筋書」に関する脚本が滅茶苦茶では救いようがない。かなり中途半端なので余計グロい死に様には失笑するしかない。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まず邦題。前作『ファイナル・ディスティネーション』は興行的にコケたイメージがあまり無かっただけに『デッドコースター』という邦題からは、まさか続編だとは思いもしなかった。確かに前作が口コミで広がったイメージはあるが・・。今作は、前作の生き残りとしてアリ・ラーターが出演。最近名前が知れてきた女優なだけに期待はあった。当初は彼女が主人公だと思ったくらいだ。しかしまぁ、なんちゅー扱いの仕方。人物像の変化具合にも驚きだが、何よりもあまり助言者として役立ってないのが痛い。彼女を無視するかのごとく、次々に事故死していく。彼女がハイウェイ事故の生存者と合流した頃がピーク。後は助言者というよりも単なる協力者であって、結局は病室の爆発事故のより死亡。本当に唖然とした。続編の生き残りの扱い方に怒りを覚える。まぁ前作も★2しか付けていないが苦笑)監督は前作のプロットを完全に理解しているのだろうか?と馬鹿げたことまで疑問視してしまった。何よりも、精神病院で1年間社会と隔離していた女性が突如として脱走?(笑)を図ったのもおかしい。そんなこんなで死神による殺戮が延々と続いていく。グロさを強調しながら。例えば馬鹿連発コメディのように(オースティン・パワーズ ゴールドメンバーのような)、明らかにプロットを無視している作品なら、この殺戮劇をスリル満点で楽しめるだろう。しかし、そんなことは明らかに言えないのが今作。ハイウェイ生存者の180便事故生存者(前作の主演達)との関わりや主人公キンバリーの予知能力を強調しているのだから・・・。これでは救いようがない。滅茶苦茶すぎるし中途半端。自分が一番好まないパターン。どうやらデヴィット・エリス監督は重点の置き具合を誤ってしまったらしい。まぁ、ハイウェイ事故のシーン(予知夢)は迫力満点でかなり楽しい。連鎖的に起こる惨事の連続には興奮する。顔も覆いたくなる。流石はマトリックスリローデッドのアクション監督なだけある。そのペースを保とうよ・・。徐々に失速していく展開に出オチな感が否めないのであった(苦笑)

ああ、また続編ありそうだし・・・観に行くんだろうな自分・・。例え続編に★1を付けても・・。

(評価:★1)

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