中世末期のヨーロッパ。十字軍が異端崇拝者たちの村を襲撃する。皆殺しにされた異端崇拝者たちは穴に投げ込まれ、その上にゴシック様式のカテドラルが建てられた。そして現在。カテドラルに司書として着任したエヴァン（トマス・アラナ）は、偶然見出した羊皮紙から地下に何かが隠されていることを知り、気づかぬうちに異端崇拝者たちの悪霊を解き放ってしまう。そのときカテドラルのあらゆる扉・窓が一斉に閉じてしまった。この建築には悪霊を逃さないための仕掛けがあったのだ。いまや完全な閉鎖空間となったカテドラルの中で、悪霊と人間とのどこか夢幻的なたたかいが始まった。ガス神父（ヒュー・クァーシー）は、カテドラルの謎を解き悪霊を封じようとするが・・・。