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[あらすじ] 天使の肌(2002/仏)

田舎娘アンジェルは、ある金持ちの屋敷にメイドとして働きに出、メイド仲間のお節介から、偶然グレゴワールという青年と知り合い、一夜を共にする。その後、グレゴワールは製薬会社に就職し、社長の娘と婚約する。グレゴワールのことが忘れられず、その就職先を知ったアンジェルは、彼とのつながりを求め、同じ会社に勤める人物の家にメイドの仕事を得るが……。
ユリノキマリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







グレゴワールと婚約(映画では妊娠の様子まで触れられた)した社長の娘ロールが、嫌みセレブではなく、以前アンジェルにも優しい言葉をかけていたという設定、「神がいるならなぜ不幸が減らないの」という言葉に見られる、アンジェルの神への懐疑心、アンジェルは歌好きであること、アンジェルが最期に口にするのが、愛しても愛されなかった男の名前だったこと、尼僧がアンジェルについて手紙を書いてシメ……というあたり、いちいちあげつらうとキリがないほど、遠藤周作の小説「わたしが・棄てた・女」に酷似している上、皮肉にも、同小説の国内映画化2作品よりよほど「忠実な映画化」とまで言われているが、製作者サイドは原作説を否定。このことについては、日本だけでなくフランスでも、一部物議を醸したとか醸さないとか。

(評価:★3)

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