[あらすじ] キリクと魔女(1998/仏=ベルギー=ルクセンブルク)
「お母さん、僕を生んで!」そう叫んで母の胎内から自ら這い出たキリクは、体は小さいが何ものにも屈しない勇気と知恵を兼ね備えた少年である。キリクが生まれたアフリカの村は魔女カラバの呪いのせいで、水は枯れ、黄金は奪われ、魔女に戦いを挑んだ男たちがことごとく返り討ちに遭い喰い殺されたため、残された女と老人と子供たちは毎日苦しい生活を送っていた。「どうして魔女は意地悪なの?」その疑問を晴らすため、キリクは山の反対側に住む賢者に合いに行くことを決心する。しかしそれには魔女の厳しい監視を掻い潜らなければならなかった。
ギニア出身のミッシェル・オスロ監督の長編デビューとなるアートアニメ映画で、自国フランスで大ヒットを記録、各地で賞賛を浴びた。日本語吹替版はジブリの高畑勲がプロデュース(翻訳監修・演出)しており、魔女カバラの声は浅野温子が担当した。
サウンドトラックを手掛けたのは、人の昔前のピーター・ガブリエルとの共演でも有名な、セネガル人アーティストユッスー・ンドゥールで、伝統的な民族楽器を効果的に用い、作品の求める神秘的イメージの醸成に貢献している。
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