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[あらすじ] 午後の五時(2003/イラン=仏)

タリバン政権崩壊後のアフガン。保守的な父に内緒で進歩的な普通学校に通う主人公ノクレは、眼鏡の同級生ミナの影響を受けて「大統領になって戦争をなくしたい」という大きな夢を持つようになる。稼ぎ手の兄が行方不明となり、パキスタンからの大量の帰還民たちに家を占拠され生活の基盤を失った家族は、父の馬車に乗り込んでカブール中を捜索するが、兄の行方は様として知れない。そんな中、ノクレは帰還民の中にいた詩人の青年と交流を温め、家畜を相手に大統領になるため演説の練習をするよう薦められる。そのお手本にと彼が朗読し始めたのはスペインの詩人ガルシア・ロルカの「負傷と死」だった。
町田

ロルカが友人の闘牛士イグナシオ・サンチェス・メヒーアスの死を悼んだこの詩から、映画のタイトルも採られている。

イランの女性監督サミラ・マフマルバフの長編第三作。また、この映画の制作風景をサミラの実妹ハナ・マフマルバフが撮影したのが『ハナのアフガンノート』である。<105分/カラー/アメリカンビスタ>

(評価:★4)

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