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[あらすじ] 突貫小僧(1929/日)

路地でかくれんぼをして遊んでいる男の子(青木富夫)。そこへ人さらいの男(斎藤達雄)が来て「いい隠れ場所を教えてやろう」と人さらいの親玉(坂本武)のところへ連れていく。しかし腕白なこの子はおもちゃを買わせたり、お菓子をつまみ食いしたりと、いたずらのし放題…。[21分 (現存版)/モノクロ/スタンダード]
Yasu

長らくネガもプリントも失われたとされてきた「幻の作品」であったが、1988年頃になって、神奈川のコレクターが家庭用9.5mm版のフィルムを所有しているのが確認された。本来は30数分の作品であったが、現存するプリントではオープニングの部分が多少欠落している。

松竹の人気子役だった青木富夫は、この作品以来突貫小僧の名で知られるようになり、以後これを子役時代の芸名とした。ちなみに原作者の「野津忠二」とは、原作料で当時高級品だったドイツビールを飲もうと、野田高梧・小津・池田忠雄大久保忠素(小津の先輩監督)の4人が集まり、それぞれの名前を合成したペンネームである。

(評価:★4)

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