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[コメント] リヴ・フォーエヴァー(2002/英)

時代と踊る音楽=不滅
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「時代なんか関係ない」とうそぶいた所で、音楽が生まれるその根源にはやはり、密接に「時代」というモノが関わっています。 その証言&検証映画。

しかし、力点が「歴史VSロックVS個人」というものにまで深く切り込んで行くのか?と一瞬、期待させるものの、案外不発。

それにしてもねー、ジャーヴィスの老いさらばえた(失礼)ビンボーそうな様子とか(あんなに一時期は「英国の若手お笑い系知識人代表」って感じだったのに)、まるでバチが当たったとしか思えないデーモン・アルバーンの変貌ぶり(ハゲ!)とか、 「痛々しくてもう、見てられません」(涙)

オアシスの「モーニング・グローリー」の次の作品(もうタイトルさえ失念)も発表当時、あまりの出来の悪さに閉口した事を如実に思い出した。

「音楽」を自分の虚飾の為に利用し、名声を得ようとし失脚する者。 生まれついての堕落者で、「音楽」でもやってなきゃ、今ごろ刑務所の中だった者。 幼い頃から夢にまで見た一瞬の甘き成功を味わうものの、自滅して行く若者。

それらの「音楽」はある時代の記憶とともに、「生まれ出るべくして生まれたもの」 苦い結末であろうとも、やはり未だに光り輝く。

このネタで年代別に他にも作ってもらえないかしら?

一番気になったのは、トニー・ブレアのしたたかさ(やっぱり政治家だし)と、ノエル・ギャラガーの「労働者階級の気のいいオッサン」ぶり。 まるで王様のような豪邸に住んでてもそぐわないったらない。

(評価:★3)

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