まず、冒頭のシーンからトラドルタの語り。嫌いじゃないんです、こういうの。久しぶりの長髪もいけてたんじゃないでしょうか？そしてヒュー・ジャックマンもまじでかっこいいし、ハル・ベリーなんてちょっと好きになっちゃいました。

でも・・・

エンディングまで見て、なるほど〜、こうしてみるとどっちいい人だったんだ。人間ある一面から見ただけじゃ善か悪かなんてわかんないな〜。いや、その両方をもっているのが人間なんだ。そうか！テロ撲滅のつよい怒りがトラボルタを動かしてたんだ！多少の犠牲は大きな悪を倒す為に苦汁を飲んでだそうじゃないか！そんな悪役ならおれがかぶってやるさ、なんていったって世界平和の為なんだもん！とまで思っての行動だったんだね！誤解してたよトラボルタ兄貴！なんて・・・

おもうか〜〜〜〜〜！！！！！（ちょっとだけは思いました。スイマセン）

だいたいテロにはテロでって考えがいかにもアメリカ的で鼻につく。なんかこの映画の監督の　”おれ（アメリカ）に歯向かうだなんて身の程知らずだ。そんなやつはおれの妄想（この映画ね）でこうしてやる。”　っていうようなアメリカ万歳を感じ、結局アメリカ人のつくる映画は奥ゆかしい日本人の俺には楽しめないんだね。という感想しか残りませんでした。

テロは絶対許さない！っていうのなら、カーアクションや銃撃戦、ハル・ベリーのおっぱいぽろりはいらないし、それが撮りたいのなら別の題材を選んだ方がよかったのでは。（時期的にも）

そんなことはなにも考えずに素直に楽しめば面白い要素はたくさんあったのだろうけど、ついつい気になってしまいました。