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[コメント] デビルマン(2004/日)

この映画を見て、評価を聞いて、次の世代は一緒に原作も見限るのだろう。

あの強力な人間不信を植え付ける、強大な力を持った原作が、 世に広がる事を憂える人もいるだろう。

そういう人たちの「想い」が、このような形で結集することもあるのだろう。

それなりの興行収入は、この忌むべき作品に心酔する人たちから、 自ずと集まるであろうから 興行としても大失敗はしない。

…って事だろうか。駄作を作ることにも、それなりの正義があるのだろう。 これは私は『リング0・バースデイ』を鑑賞して初めて感じたものです。

この監督の実績は、善良な市民には恐怖の対象であったヤンキーを、愛すべきスタイルへと貶めた事…なのだとしたら、それはそれで凄いことです。この監督の力量がソレなのだとしたら、企画段階から目的を逸していない。昨今、氣志團がほほえましい存在として人気を博している。彼らを応援する事にどこか治安維持の側面を感じもする。

ちなみに。

アニメ放映が物心つく頃だった私は、20世紀末に遅れて漫画を読んだのですが、 あんなもの少年誌に掲載され、見せられた少年少女を不憫に感じましたよ。

今この殺伐とした時代に、あの原作ファンの望むような作品が公開されたら…青少年に与える影響を考えると不安になります。彼らの行為の後押ししそうで。

ここでの感想を聞いて、駄作になってヨカッタと思ってます。 TVCM観るだけで、出来映えに期待の持てない。‥あの出来ですもの。 当然と言えば当然なのでしょうけど…。

もしあれをキチンと映画化されるのを期待するなら、R指定で求めるべきですわ。

もちろん。このように書くのは、原作を評価してるからですよ。あの時代このような作品が描かれたのに意義があったとは考えています。

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