髪を伸ばして貫禄を手に入れたアニー坊やだが、ナタリー・ポートマンとのやりとりは学芸会レベル、というか前作同様、学芸会そのものだった。

オビ・ワンもヨーダもアナキンもパルパティーンも死なないと判っている以上、予定調和な展開も許せるというもの。あざといラストシーンだったけど、ひとつの円環が閉じたという感動、ひとつの歴史が完結したという感慨、もう中途半端なCG映画を見なくてもよいという安心が渾然一体となって私の胸に迫ってきた。

字幕はひどかったし、田舎のシネコンでペチャクチャうるさいバカップルの隣というどうしようもない悪条件だったが、私には合格点だった。