コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ファンタジア(1940/米)

映像と音楽の見事な融合。独特の色遣いにはやや違和感を覚えるが,アニメでないと絶対に表現できないデフォルメされた動きがすばらしい。
ワトニイ

ディズニー映画のキャラクターの動きは,本当に躍動感に溢れていてすばらしい。それはたぶん,初速がどうのこうのといった物理的法則を無視して,いきなりすごい勢いで動いたりするところから来ているのだろう。その意味では,デフォルメされた動きなのだが,それでいてリアリティも失っていないところがさすがだと思う。

ただ,ディズニーに限らず外国のアニメの色遣いは,日本のそれとは微妙に違う感じがして,魅力を感じることも多いが,時として違和感を覚える。この作品は,どちらかと言えば私には合わなかった方かもしれない。

例えば,子供が絵を描くとき,太陽を何色で描くか(赤,オレンジ,黄色など)は国によって傾向が違うと聞く。また,日本の照明は蛍光灯が圧倒的に多いが,ヨーロッパなどでは白色電球(名前とは逆にオレンジ色の,いわゆる普通の電球)が多用されており,これは眼の色素の関係(外国人には蛍光灯が強すぎるとか)から来ているらしいと聞いたことがある。アニメの色彩も,そうした色に対する感覚や習慣の違いから来ているのではないだろうか?とふと思ったりする。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。