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[コメント] 明日に向って撃て!(1969/米)

うーん,こういう自由奔放で無計画な主人公たちが格好良く見えてしまうのは,若さゆえだろうか?
ワトニイ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原題とまったく関係ない『明日に向って撃て!』っていう邦題はセンスもいいし,恰好いいと思うが,よく考えると,主人公2人の生き方には合っていないと思う(「俺たちの勝手だ!」とかの方が合ってない?センスないけど…)。

彼らの生き方には,この邦題のような前向きなニュアンスが伝わってこない。昔,観た時は,颯爽として,そして飄々とした2人がずいぶん魅力的に見えたものだが,10年くらい経って再び観てみると,何も考えず勝手気まま,欲望の赴くままに,何の計画性もなく生きてるだけのように見えた(^_^;)。

保安官たちに執拗に追いかけられ,また,足を洗って改心するチャンスも何度かあったのに,結局,安易に?強盗を続ける彼ら。それゆえ,騎兵隊に包囲される中,飛び出していく2人にも「あれだけやったんじゃ仕方ない」って気がした。

これも自分が歳を取ったせいだろうか? 昔から男は,どこか不良っぽい方が格好いい(ここが大事!決して”不良そのもの”ではない)ってのが相場なのは,よくわかるんだけど…。それでも,彼らが格好よく見えた点を一つだけ挙げれば,どんなに追いつめられた時でも,ジョークを交わすような心の余裕を失わないというところだろう。

(評価:★3)

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