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[コメント] 怪獣大戦争(1965/日)

ポケモンですやん
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







先に断っておきますが、私は特撮ファンでもなければ怪獣映画好きでもありません。初作『ゴジラ』と本多猪四郎ファンではありますがね。 ま、神保町シアターに行ってみたかっただけで、この作品に特別な思い入れはない。だって生まれる前の映画なんだぜ。

この映画で最も不満なのは、怪獣がただの“ツール”と化している点。

X星人が怪獣を道具として使う設定は分かりますが、X星人の技術を打ち破るのは、人類の技術で怪獣を解放することではなく、古代怪獣の“本能”であってほしかった。 技術を超える野生の本能があってこそ、科学社会の危うさを描けるってもんじゃないのか? つまりこの映画における怪獣は、X星人vs地球人の“ツール”でしかない。怪獣本来の特性は、両人類の科学技術の管理下にある。 それはもうポケモンですやん。

そうは言っても、話運びが巧いせいか、観ていて飽きない。 それと先見性の凄さ。 防犯ブザーとか、ポケモン思想の導入とかw

(14.03.21 神保町シアターにて鑑賞)

(評価:★3)

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