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[コメント] 劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023/日)

すべての医療従事者に、感謝。できれば、ドラマを見てからのほうが感動100億倍増しだとは思いますが、ドラマ未見者への配慮もあり、映画単体でも楽しめます。ぜひ、大きなスクリーンで観ることをおすすめします!
ひゅうちゃん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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ラスト、あえてサイレントではなく、あの人物の口からあのセリフを言わせたのは、画面の向こうにいる、医療従事者のみなさんへのメッセージであることは、エンドロールで数多く流れる現実の医療現場の写真群から明らかかと。

設定自体は、往年の名作『タワーリング・インフェルノ』の医療集中編ですね。

ここまで、ドラマからスムーズに連接して、しかも映画単体でも楽しめるという稀有な映画、今まで観たことがないような。

ドラマでの数々のイベントを経験した者だけがたどり着く境地。

あの人物がとるあの意外な行動。あの場面で棒を手にしたら、てこの原理を応用する以外に思いつかず、いくらなんでも超人すぎるかと思ったら、杞憂に終わり安心しました笑

冒頭の飛行機事故から、見せ場の連続で、数少ない緩和である日常場面にも無駄がなく、ほぼ完璧な映画だと感じました。

もちろん、ドラマから引きずる設定上の細かな不備(例:統括官は局長級だろ、そもそも音羽先生が本省課長職にあることも年齢的に無理)や展開上の無理筋(例:現場到着が東京MERのほうが横浜MERより早いのはヤバいだろ等)は否めませんが、それを補って余りある展開の妙、見せ場の数々など、GWを楽しむのにふさわしい映画かと。

ちなみに個人的な本映画MVPは、鶴見辰吾さんです笑

(評価:★5)

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