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[コメント] セブン(1995/米)

ジョン・ドウはタクシードライバーのトラヴィスに似ている。
がちお

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







日記を常日頃、書いてその内容はかなり支離滅裂、なのになぜか興味が沸き

みすぼらしい部屋に住み

友人もいない(ジョン・ドウの性格から察するに心が許せる人間がいないのは間違いない)

当然、愛する人もいないだろう

独りよがりな正義に狂っているのも似ている

デビット・フィンチャー監督自身もトラヴィスの影響を認めているらしいので間違いない。

トラヴィスがもしも現実に存在したらこのようなそんざいになっていたんじゃないかということを客観的に描いてる映画だとおもう。

七つの大罪に狂い、宗教に狂ったトラヴィス=ジョン・ドウ。

なぜか俺は彼に共感できるものを感じてしまった、その事がどうしようもなく怖い。

ブラピの奥さんの生首がみつかるシーンも嫌なんだが、ジョン・ドウが勝ってしまったことになぜか心躍るものを感じ気がつけば口元が微笑んでいた。

フィンチャーは意図的に行っているだろう。

かなりタチが悪く、怖い映画だ。

(評価:★5)

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