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[コメント] エンド・オブ・ウォッチ(2012/米)

警官もギャングも飾り気が一切なく全てがリアル。緊張感溢れる物語の中、時折挟まれる私生活の描写がいい気休めになっている。主人公2人の友情が胸を打つ警察映画の傑作。
パピヨン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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序盤のパトロール中の掛け合いからジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャが長い付き合いなのがすぐ分かる。劇中殆ど一緒にいる上に繰り返される仕事と私生活の描写から観ているこちらも彼らに愛着が持てるようになる。私生活のシーンは本当に楽しそう。

最後のメキシコギャングの一団との銃撃戦は緊張感と怖さが半端ない。相手がAKで武装しているのにこちらはグロック一丁。普通のアクション映画のような主人公パワーもないからハラハラする。バルコニーからAKを掃射されるシーンは音響が凄い。多分実銃から音を録ってるはず。

しかもジェイク・ギレンホールが新婚で相手が妊娠といういかにもな死亡フラグを立てるので心配だったがやはり撃たれて唖然、マイケル・ペーニャも文字通り蜂の巣にされてさらに気分が落ち込んだ。が、ギレンホールが生きてたので少しは救われた。

恋人の両親のベッドの下で一晩過ごしたという最後のエピソードは笑える。同時に2人の仲の良さ、関係性の強さも伺える。

ジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャは5ヶ月の準備期間で実際に親友なったらしい。確かに劇中の2人の間には演技ではなし得ない空気が流れていた。

「彼らはそれを果たした。彼らは作り出した。そういう空間に到達しろと、人に命令することも、威嚇することもできない。本物の人間の温もりや信頼を持てと、強制することはできない。リハーサルで2人が変化していくのを見ることができて、驚き、誇らしく思った」は監督の弁

あ、アナ・ケンドリックは相変わらずけしからん谷間を炸裂させていて最高だった。

(評価:★4)

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