原田眞人監督待望の時代劇。公開前から楽しみで仕方がなかった。 原田監督といえば、素早いカット割りと早口なセリフ回し。 予告だけを観てきた岡田君狙いの若年層や、アクション超大作を期待してきた層は 時代背景など極端に説明を省いたシナリオに、大いにおいてけぼりを食らったに違いない。

関ヶ原を語るに、秀次、駒姫、文禄・慶長の役の下りを超高速で展開されると さすがに原田＆歴史好きでも初見では追いつくのがやっと。

合戦シーンのスケールはすさまじく、ハリウッド映画を観ているよう。 島津義弘はやっぱり麿赤児だなーって。

ただでさえ限られた時間で詰め込みすぎてもまだ溢れる題材の中で、 忍者とのロマンスはまるっと蛇足ではなかったか。

とにかく原田映画は 1回目 普通に鑑賞 2回目 DVDで字幕付きで観賞 3回目 DVDで監督の副音声解説 4回目 再度、じっくり

と最低4回は楽しめる。 大好きすぎる監督の新作。