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[コメント] ミスト(2007/米)

ラストに大爆笑。おいおいそりゃないだろー。
聴雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラストの笑撃。『エイリアン2』以来の大爆笑。ギャグ映画かと思ったほどです。

「娘に会いに行くから誰か送って」と助けを求めるも誰一人応えてくれなかったからといって「地獄へ堕ちろ」と言ってみたり(あの状況下でだよ?)、「自分を担いでんだろ」と猜疑心旺盛な弁護士だったり、「神がどうたら〜」とわめき散らかす女性の存在だけならまだしも、それを鵜呑みにし始めた一部の周囲が殺人まで犯したり、おいおいどこまで人間を醜く愚鈍で浅はかに仕立て上げるんだよーとツッコミ所満載で終始イライラ。

主人公はヒーローでもなんでもなく、単に少数派のまともな人かと思いきや、なんですかあのラスト。「そこでその選択――っ?!しかも今じゃなきゃダメなのーっ?!」オーマイガーッ!待て待て、死しか思いつかないか?死なない為の脱出だったハズなのに、死の選択しか思いつかないあの妄信っぷり。しかも車に大人4人も居てだよ?!妄信という意味では、スーパーのあのおばさんとなんら変わらない。

恐怖映画と言えばそうかもしれない。自分があの車の中の一人だったらと思うと、そらもう恐怖だね。だってピストル持ってる奴が「これもう死ぬしかないよね。それも死ぬなら今しかないよね。殺す役目、俺だよね。だよね。」って空気満載でこっち見られたら、車から飛び出るね。首根っこ平気で引きちぎられるかもしれないけど、そっちに賭けるね。 「誰だよそいつにピストル持たしたのぉーっ!」とか叫びながら。

なんかいいとこないか?・・・皮肉か?人間を皮肉ってるのか?そうか風刺か!それなら納得と言いたいとこだけど、あの手の音楽使ってきたあたり、どうも本気っぽい。 ラストの戦車登場で、あの表情。声に出して笑いました。まともに戻ったラストなので、ある意味ハッピーエンドでホッとしましたが、お薦めしたくないので辛口2点!

(評価:★2)

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