最初に「伝記映画ではありません」ってあるから、ダイアン・アーバスはこうじゃないだろ！　と目くじら立てる必要はないのかもしれないけど。 あと、ダイアン・アーバスについてものすごく詳しいわけではないので、あくまでも個人的な印象、ですが。

この映画だと、身障者をお伽噺的にというか不思議の国のアリス的なノリでとらえてて、それ自体には賛同も否定もしないんですが、少なくともダイアン・アーバスはそうじゃなかったと思うよ。というか、お伽噺的なものと真っ向から対決していた部分があると思うよ。 なので、ダイアン・アーバスからインスピレーションを得ました！　とこの映画を作ること自体に首を傾げます。

でも、キッドマンの清楚な衣装のお嬢さんという雰囲気とか、筋とか映画は好み。それだけに、なんでダイアン・アーバスをタイトルに入れたんだ……とも思ってしまう。