コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] デトロイト・メタル・シティ(2008/日)

笑いの部分をクラウザーさん(松山ケンイチ)に頼りすぎ。あそこまでやらせたなら、もっと社長(松雪泰子)を生かしなさいって。
Master

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







自信を持って推せる作品ではないが、見所は多いと思う。役者の変貌振りを楽しみたいのであれば、その要求には十分応えている。

社長については正直最初は「よーやるわ。」と思ったのだが、終わってみたら非常に良いキャスティングであると実感できた。だからこそ、ワンポイントリリーフのような使い方なのはもったいなかったと思う。もちろん、前面に出るわけにはいかない役ではあるので難しいのだろうが、根岸の家を破壊して終わりではなく、もっと普段から介入するようなエピソードを挿入するなどしても良かったかと思う。

それ以外で言及するなら、改めてDMCでの活動をやると決意して東京に戻っておきながら、ジャック(ジーン・シモンズ)との対決に勝ったクラウザーさんが、「甘い生活」を歌うというシーンはとてもがっかりであった。そこで「根岸」を出してはいかんでしょうに。あのステージに関しては、「根岸」を出すのはステージに上ってきた相川(加藤ローサ)のスカートをめくった部分だけで十分なのですよ。翻意した重さが一気に軽くなってしまい、残念であった。

アニメや原作への入り口という考えでいけば、その役割は十分に果たしていると思う。それでいいのでは?

(2008.08.30 TOHOシネマズ川崎)

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。