全く情報を得ないまま鑑賞。 撮影・音楽・編集・演出・演技…全てがある程度のレベルに達している。観客をぐいぐい引っ張っていくだけのパワーがある。

本作は殺人事件の話だ。最終的にはその犯人と思しき人物も判明するが、どうもそれ意外のプロットが解決されないまま終わってしまうので、とても気持ち悪い。しかも、あえて解決していないから消化不良だ。どういった謎があるか、もしくはその謎解きに関しては、検索でもすれば様々な鑑賞者の憶測が飛び交っているので、そちらを参考にしていただければと思うものの、結果として、絶対的な答えは出ないので、そこが消化不良。

ショスタコーヴィッチのセカンド・ワルツが効果的に使われていたのも良い。