史上最大のどんでん返し映画。

本作はジョゼフ・Ｌ・マンキーウィッツのベスト３に入る作品であろう。マンキーウィッツと言えば、『三人の妻への手紙』、『イヴの総て』、そして本作。

本作は舞台的演出が試みられており、舞台の大御所とも呼ぶべき、オリヴィエと当時はまだまだ若手であったマイケル・ケインとの相手の魂をも削るほどの演技合戦が繰り広げられる、演技好きにはたまらない一作だ。

オリヴィエの生涯でも本作での演技は太鼓判を押せる出来に仕上がっているし、ケインも少々オリヴィエを前にして固くなってしまっている部分は見受けられるものの、素晴らしい出来に仕上がっている。

脚本の出来も素晴らしく、非の打ち所がない。

本作を見るたびに、俳優になりたい！！！って心から思う。こんな最高の脚本のキャラクターを思う存分演じられる充実感！本当に気持ちいーだろうなぁと見てて思う。