[コメント] ワンダーラスト(2008/英)
「不況はセレブをも直撃しています。 マドンナも使用人を一人クビにしました。 可哀相なガイ・リッチー。」 (イーサン・コーエン 2008年度ゴールデン・グローブ賞スピーチで)
本当に使用人になってしまったガイ・リッチー!マドンナは恐ろしい…。
「時代を読む人」と評されるマドンナですがその視点は熱き情熱の下に立っていることを証明したんじゃないでしょうか。これはさながらマドンナの相対性理論。「これは真実だ。何事にも二面性がある。読書を通じて観念的な気付き方をするか、自分の嘔吐物にまみれて、反逆の知性を発見するか。どっちみち敗北はしない。悪徳がなければ知恵もないし、闇がなければ光もないのだから」。音楽もユージン・ハッツとマドンナなのだから悪いはずがない。(正直マドンナ本人の新譜より良かった。)
しかし邦題の『ワンダーラスト』は戴けない。(原題は『Filth and Wisdom』。)これの指すラストってのは“LUST(渇望)”なんだけども、日本人だとどうしても“LAST(終わり)”の方かと勘違いしてしまう。この映画に終わりは似合わない。
良い青春映画は満点にあらずと思うので4点。
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