[コメント] 旅立ちの時(1988/米)
小品だと思うけど、大好きな映画。「理想の長男(=リバーくん)」映画であるこの映画は「理想の家庭」映画でもある。背後にハードな事情を抱える家庭だからこそ、それぞれの結びつきの強さが泣ける。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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背後にハードな事情を抱える家庭だからこそ、それぞれの結びつきの強さが泣ける。リバー君と弟君の、両親との結びつき。その両親の、そのまた親との結びつき。母親が十何年ぶりに会う、その父親とのシーン。父親の悲しい目が、痛い。痛くて泣ける。
どんなに愛情があっても、いつか子供は決定的に親を捨てる。リバー君が両親を捨てなければならないように、両親も自分たちの親を捨ててきた。その二重構造が、この映画を深いものにしている。
誰ひとりイヤな人が出てこないのも、いい。
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