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[コメント] 旅立ちの時(1988/米)

小品だと思うけど、大好きな映画。「理想の長男(=リバーくん)」映画であるこの映画は「理想の家庭」映画でもある。背後にハードな事情を抱える家庭だからこそ、それぞれの結びつきの強さが泣ける。
イライザー7

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







背後にハードな事情を抱える家庭だからこそ、それぞれの結びつきの強さが泣ける。リバー君と弟君の、両親との結びつき。その両親の、そのまた親との結びつき。母親が十何年ぶりに会う、その父親とのシーン。父親の悲しい目が、痛い。痛くて泣ける。

どんなに愛情があっても、いつか子供は決定的に親を捨てる。リバー君が両親を捨てなければならないように、両親も自分たちの親を捨ててきた。その二重構造が、この映画を深いものにしている。

誰ひとりイヤな人が出てこないのも、いい。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)uyo[*] ミュージカラー★梨音令嬢[*] sunny[*]

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