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[コメント] 山桜(2008/日)

「原作に忠実」はイコール100点ではない、という悔しい例。
きわ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







別に悪いという訳ではないんだけど、原作をそのままなぞるだけなら映画で観る価値がない・・・・と思いたくなくても思ってしまう類の作品。最近多い気がする。(『西の魔女が死んだ』『君に届け』) 小説はほんの25ページほどの短編なのだが、藤沢周平らしい日本人らしい情緒にあふれた作品で、とってもいいところで終っているので「・・・続きが読みたい!!!」となるので、この映画を作りたくなった人たちの気持ちがすごくよくわかり、期待してみたんだけど、なんと同じところで終っとる・・・。まあ続きを作ったところで野暮かもしれませんが、それならもう少し映画オリジナルに話を展開させてほしかった。台詞もほぼ同じ。ヒガシなんか最初しかしゃべってない・・あとほとんど正座・・・(しかし「手折ってしんぜよう。」って超かっこい言葉ーーーーー『ハウルの動く城』のキムタクの登場シーンぐらい乙女気分アガルーーーー) 田中麗奈の旦那役の人がよかった。あとお母さん役が皆よかった。原作でもほんのすこしの登場しかない東山紀之のお母さん(富司純子)が特によかった。でも死ぬまでシネマさんと同じく、檀ふみ富司純子が逆でもすてきだったかも。(11/1/11 DVD)

(評価:★3)

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