[コメント] インファナル・アフェア(2002/香港)
生きるも地獄。死ぬも地獄。
はっきり言ってコメントで見えるところには↑しか書きたくなかった。
展開に若干ヌルイところもあるが、安心して見れる役者と編集。特にトニー・レオンの演技には脱帽。アンディ・ラウの演技が正直かすんでしまうほどの表情を見せてくれる。
一時代を築き、タランティーノを生み出しながら徐々にアメリカ映画に浸透していった香港ノワールの本流を受け継ぐ作品であるが、この作品を時代と、出演役者の色を考慮して新たに作り上げた所謂「本歌取り」と取るか、(リメイクを見込んで)アメリカ市場に迎合した作品と見るかは意見が分かれるところだと思う。が、俺としては好意的にこの作品を受け止めたい。それは俺が根っからの『男たちの挽歌』っ子であり、一時期のオサレ系香港映画が嫌いだということが一番の原因だと思うが。
ただ「インファナル・アフェア」というタイトルはどうなのだろうか?漢字文化の日本で公開するのなら原題通り「無間道」の方がよほど見終わった後にズシっとくる。意味なんて上映5分でわかっちゃうし、何よりこのありがちなタイトルがこの作品を凡百の映画にしてしまってるような気がするのが残念でならない。
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