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[コメント] 風と共に去りぬ(1939/米)

主人公が嫌いだという女性がいます。だけど、これが女性の本質なのです。この映画が嫌いな女性は、女性の本質に嫌気がさしているのかもしれません。
TAKAどぅ〜

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







理想と現実を同時に持つスカーレット。 彼女は理想を常に追い求めようとしますが、結果として受け入れるのは常に現実の私。彼女の苦悩。 最後に理想も現実をも失ってしまう彼女。 残されたのは父の記憶。ただタラという土地だけでした。 もし、スカーレットがタラという自分の存在価値なるものを失ってしまったらどうなるか。 それは私が思うに小説・映画『居酒屋』のような結末になるのだと思います。 戦争を契機に変わってゆくスカーレット。三時間にもなる超大作。 しかし、その中には三時間でも物足りないくらいの内容の濃いストーリーが収められています。

現在でもスカーレットな女性は多いですよね。 一体、どんな女性だと思いますか? そう、どこにでもいるオバタリアン(おばさん)です。 周りを気にせず、傲慢で、自分勝手な人。 そんなおばさんだって、昔はおしとやかで、相手に気を使うような女性でした。 これは若い時の化粧(本来女性が持つ性格を覆い隠すもの)を失ってしまったことを表します。 つまり制約を無くした女性は、決まってスカーレットのようになってしまうのです。 まあ、致し方ありません。 僕はまだ学生で結婚などは考えたこともありませんが、もしこれから結婚なされる方は、どうぞ各女性の本性を注意深く見て、彼女が隠し持っているものを見抜いてください。 きっと、歳をとっても常に化粧(上に同じ)をしつづける女性もいるでしょう。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)mimiうさぎ[*] ina

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