[コメント] ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001/米=英)
「悲劇は時として喜劇になりうる」ってやつですかね。何をやっても上手くいかないとき、この作品を観るといいかも。
その理由
・上には上がいるじゃん、俺なんかかわいい方だ。と開き直れる(かも)
・やめ時ををあやまると、泥沼にはまるだけだ、と反面教師にできる(かも)
・一度絶望のどん底に落とされながらも、当作品の公開をOKし、しかも再び映画化を考えるテリー・ギリアムの情熱に、力を与えられる。
ただ、テリー・ギリアムの落ち込んでいく姿をみて、一緒にブルーになる、というマイナス効果もあるので、ご注意を。
それにしても、映画を撮るという事の大変さを、改めて実感しました。100億円を超える制作費の超大作を撮る監督の偉大さをつくづく思います。わたしなんかはシネスケで「傑作!」とか、「お金の無駄」などと好き勝手に批評してますが、その作製現場では日々困難に立ち向かいスタッフがいるわけで。『バロン』の失敗を思い返すテリー・ギリアムの複雑そうな表情をみていると、それが例え駄作であっても、作り手への尊敬だけは忘れちゃいかんねー、などと、柄になくしみじみ思ってしまいました。
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