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[コメント] タイヨウのうた(2006/日)

文句はいろいろあるが全てをチャラにしているのは、これが初監督である小泉徳宏の卓越した映画的センスと丁寧な演出による物。['06.7.7梅田ブルク7]
直人

・これが演技初経験だというYUIの、終始ぎこちない演技。とか、

・「ゆい」と言ったら、「浅香唯」だろう!(違う)とか、

塚本高史は、どう転んでも高校生に見えないだろう。とか、

岸谷五朗の年々ショっぱくなっていく演技。とか、

麻木久仁子のクサい演技。とか、

・前半はちょっとご都合主義だろう。とか、

・太陽が当たったら死ぬって言ってる割には家の中でガラス越しなら気なの?ってか、その透明なカーテンは何?それがあったらガラス越しでも大丈夫なの?説明してよ。とか、

文句はいろいろあるが全てをチャラにしているのは、これが初監督である小泉徳宏の卓越した映画的センスと丁寧な演出による物。

なるべく映像で表現しようとする姿勢、何気ない会話の積み重ねによる登場人物の気持ちの動きを表現する所なども素晴らしい。

それまでのほんわかしたムードから、序盤のクライマックスともいえるシーンの緊張感溢れる演出の対比は将来を期待させる出来。

あと、はっきり言って演技面では全く期待出来ないYUIをサポートすると共に、作品全体を引っ張っているのは塚本高史

塚本高史って、こんなに良い役者だっただろうか」って位に良い。

存在だけで“哀愁”や“憂い”を出せる若手って、この子だけでは?

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)きわ[*]

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