いきなりナレーションで映画が始まった段階で、こりゃ駄目だ・・・という空気が漂った。そして、鈴木京花の「私、今演技してるんですっ」というワザとらしい表情や台詞は、テレビのＣＭを見ている気分になる。「行きます。いえ、行かせて下さい！」（京花）と、よくもまぁチャチな台詞をシナリオに書けるなぁ、と感動すら覚えた。「凄いだろう」と言わんばかりにＣＧ大和を登場させるのは許せても、誰が主役か不明で、何のために航行してるのか説明も無く戦死して、「母さんのオハギ」で観客の涙腺を刺激しようとした時点で限界でした。鑑賞終了。

俳優や美術は頑張ってるんだから、演出、シナリオ、音楽も努力しなさい。こんなものに大金をかけているようじゃ、何百年たってもアメリカには勝てないとイジケたくなっちまうぜ。