コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜(2011/日)

第2期リメイクとしては合格点なのではないかと。寺本幸代の繊細なカラーと清水東の笑いのセンス?
SUM

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







大長編ドラえもん史上で多分最多のバリエーションのある本作(作品の本質に違いがあるわけではないが…藤子不二雄自身も何度も書き換えていて、原作と映画の違い、リメイク、瀬名秀明版、と。詳細はwikipediaでどうぞ)。

大長編ドラえもんはやはり初期9〜10作目ぐらいまでがいいと思うのだけど、プロットが、これは藤子不二雄自身がタイムマシンオチを悔いている面もあると言っている通りでそこが最大の弱点ではないかと思われる。して、リルルとのび太達、特にしずかとの心の交流がポイントだろう。

前作を子供時代に見た世代である寺本幸代監督のリルル演出は丁寧。なぜ沢城みゆきだろうと感じたりもしたけれど、監督の意図なのか。時間の関係と登場人物を複雑にさせすぎるのを避けたためにミクロスの部分が切られたのは残念というべきか。お笑いの経験豊富な清水東のセンスと合わせ(大人向けと思われる小ネタも豊富で…。特命係とか言うなっ)、この二人共にTV2005年改編シリーズのスタッフでもあり、バランスが取れていたのではないかと。

リメイク時の差異はwikipediaや http://www.nikkei.co.jp/category/offtime/eiga/interview/article.aspx?id=MMGEzu000007032011 なども参考になる(見て実際に感じた差異が一番大切ではあるが)。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。