スター映画ではあるが女性が、「俳優の顔」ではなく、作品全体を（もちろん俳優の存在込みであるが）堪能できる作品になっている。名古屋など最終上映週は朝と午後一のみだがそれでも（特に女性）客が入るところが客層を物語っている。が、決して女性だけの映画ではなく、シン・ミナも十分にいい。

粋なラストの展開も、こういうセンスが光る作品が増えれば韓国映画の多様性がはぐくまれるなぁ、などと温かい目で見守る。