[コメント] 機動戦士ΖガンダムIII 星の鼓動は愛(2006/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
3部作通してのまとめてレビュー。
〜〜〜〜〜
■いくらなんでも映像に差がありすぎ
「刻の涙」が見え過ぎる。10数年前の映像と現代の映像を無理無理につなぎ合わせたギクシャクとした映画にさえなっとらん映画という、あまりに残酷な「刻の涙」が!
■脇役カットされまくり
いつのまにか登場しなくなるロベルトを筆頭に外せないシーンがばっさりカット。コンパクトにまとめたことで脇役が際だった無印3部作とは真逆。これが一番気にいらん。
■クワトロのダカール演説さえない
初代ガンダム1のラストでテレビ版以上のインパクトを与えたギレンと真逆。「人が集中できるのは90分」とか余計な心遣いはいいから、もっと濃密に描いてほしかった。
〜〜〜〜〜
と、激しく不満なわけだが、それでも5点つけておく。これは歴史的名作なのである。我々は歴史的建造物を拝観するように粛々と視聴しなくてはならない作品だからである。『スターウォーズ』と同じ理由で5点しかないのである。
それにしても、いくらなんでも、それはないだろう。エンディングがテレビ版と違うとか、そんなことぜんぜんいい。それが新解釈だというなら、ああ、ぜんぜん受け入れようじゃないか。歓迎しようじゃないか。もっと荒唐無稽でもいい。好きにやってくれ。
でも、これだけは言いたい。「ロベルトはいつのまにか登場しなくなっていてはいけない人なんだ」(アムロ風に)。つうか、アムロもカミーユも、ガンダムの主人公なんて痴話喧嘩しかしないんだから、脇役こそ語られるべき。それをカットするのはどうなのよ。
ZZ3部作を作るくらいなら、全カット新作で大幅にシーンを追加したZ3部作の撮り直しを希望したすぎる。ガンダムはヤザンがコミカルキャラになった瞬間に死んだ。自己模倣の端緒となったZZなどいらんから、お願いだからZを撮り直してくれえ!!!
あ〜っと。最後に一言。
「そんな監督、修正してやるッ!!!!!」
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。