[コメント] シルヴィア(2003/英)
シルヴィア・プラスの詩を読んだ事もなければ、この映画を観るまで名前すら知らなかった。が、”才能があるが故の苦悩”が、グウィネス・パルトロウ の素晴らしい演技力によって、痛い程伝わってきた。(05.01@ル・シネマ)
私には、何かの分野で特別優れた才能があるわけでもないので、”スランプ” とはほぼ無縁。 なので、今迄数々の映画を観てきて、”才能がある故の苦悩” と言うのもなかなか理解し難く、自意識過剰で、ヒステリー。。と感じてしまいがちでした。そして、自殺願望もなければ試みた事も無いので、シルヴィアとの共通点は少ないはず。が、何故かしょっぱなから強く心打たれ同調してしまい、目が潤みっぱなしでした。グウィネス・パルトロウ の素晴らしい演技によって、シルヴィア・プラスに感応したからだと思う。ひとつひとつが心痛かった。音楽もまたとても合っていて、ストーリーを盛り上げていた。(★4.2)
最後に女の視点で、テッド・ヒューズは思いやりが足りな過ぎと思う。”ぼくは君を愛せていただろうか” じゃないだろーが!!!と、許せない。
でも、思いやりがなかろーと、自分の価値観で”これだ!” と思うモノ(才能等)を持つ人に心惹かれるシルヴィアの気持ちは分かる。
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