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[コメント] 赤ちゃんはトップレディがお好き(1987/米)

子供≒仕事から子供=仕事、ベビーシッター≒母親から母親へ。仕事と家庭、両立の難しさと乗り越え方のヒントがある素晴らしい映画。独身者必見!
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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早漏の描き方など、笑いのセンスが良く最初から最後まで面白かったピーターセラーズ系の品のあるコメディ映画!アップルソースの味は映画だからわからなかったけど、その展開は思わず舌を巻いてしまった!う〜ん、デリシャス!

仕事を我が子とし、献身的に愛情を注いでいたところに他人の子ではあるが、本物の赤ちゃんが手元に届いた。そして、彼女はその子を育てていくうちに、自分の今までしてきたことが会社のベビーシッターと知る。会社が仕事という子供の世話に彼女をベビーシッターとして雇っていたのだと。そしてベビーシッターとして無意識のうちに生きていたという事も。

彼女はアップルソースを作りすぎて観客の笑いを誘うのだが、小さなきっかけと努力でそれをベビーフードとして売り出し「カントリーベイビー」ブランドを立ち上げるまでに成功。そして業績好調な所に以前働いていた会社から買収話を持ちかけられる。最初の場面、相続でもらい受けた子を養子に出そうとするも、どうみても大事に育てなさそうな親に手放すよりも「自分で育てる!」と同じように、母親としての彼女がそこにいた。ベビーシッターではない彼女が完璧な母親としてそこにいた。

2002/8/3

(評価:★5)

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