[コメント] 姉妹坂(1985/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
大林の妄想内のみで存在する原作は『壊れた少女、ブレイクダンス』じゃないか。多分そうだ…赤い靴みたいでコワー。怖くて二回も見る余裕なーい。
メイクはマイケルジャクソンがスリラー時代にしてたメイクを彷彿とさせ、衣裳はNFL選手みたいにガチガチの肩パット入り、映像は市川崑をオマージュして市川ブランドを汚すかのような照明の不味さ。とどめに全然普通すぎ、昼ドラ臭を漂わす仰々しいBGMがノンストップに流れ続ける。
ウザイ。
ストーリーに自信がない監督であればあるほどに、BGM&効果音に走るのは周知の事実。自分のセンスの無さを隠そうとしたBGM&効果音は、深夜に響く暴走族の爆音よろしくドップラー効果となって私の頭に響き、虚しい廃人チックな気分にしてくれた。映画に希望を持てなくなる錯覚を覚えた。
マジで、なぜに(全ての映画を作る上で必要なはずの)センスが皆無な(特に映像センス)大林は映画を撮り続けられるのだ?
これは日本映画界の七不思議のトップに位置するのではないだろうか。この都市伝説に昇華し始めている「なぜ大林は映画監督?」この答えを今全力で最先端設備を持つ研究所で研究し結果を出さなければ、日本映画界は駄作のデフレによって退化の一途を辿ることだろう。
神様、耳が変になるぐらいベタでセンスのないBGMを最後まで聞いたんだから、一つぐらい願いを叶えてください。ヤバイくらいに女優を不細工にとる監督を島流しにしてくれ。そして、お前、メリエスやリュミエール兄弟は、こんな作品を撮るために映写機を作ったんじゃないぞ、NHKで巨匠を演じる大林よ。
2003/2/4
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