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[コメント] マイケル・コリンズ(1996/米=英=アイルランド)

謎だらけのこの映画で、ひとつだけ、これは、本当かもしれないと思ったことがある。
kazby

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ネッド・ブロイ(スティーブン・レイ)。 英国につかえ、同じアイルランド人を弾圧しなければならないアイルランド人。 コリンズ(リーアム・ニーソン)の協力者になるきっかけは、彼の演説が「説得力がある」としか説明されないけれど、2人ともアイルランド人なのだということが最も説得力があるな。

なにせ、コリンズのファンである知人が、この映画を観て首をかしげている私にいろいろな知恵を授けてくれるので、よけいに混乱してしまうし、それはそれで、いろいろと面白い展開になるので、今も飽きることなく、時々思い出しては、ああでもない、こうでもないと、想像せずにはいられない。 なんだかヘンだが、それがこの映画の楽しみ方かもしれない。

そして、マイケル・コリンズについて、デ・ヴァレラについて、アイルランドの歴史について、もうちょっと知りたいと思うようになること。 この映画の撮影に喜んで協力したアイルランドの人たち、そして、思いっきりコリンズに肩入れしているニール・ジョーダン監督がいることを知ること。それが、英国のしたことの後遺症について、またひとつ、別な人たちから発せられた告発として、私の記憶に刻み込まれたこと。 アイルランドへ行ってみたいと思うこと。 それが、この映画の効果だ。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)ゆう[*] starchild Amandla!

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