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[コメント] 赤い薔薇ソースの伝説(1992/メキシコ)

どんな時代に生きようとも、食うことにいそしいってことは、大切だ。面取りしたかぼちゃの切れッ端、大根の葉っぱ、人参や大根の皮、を捨てないで、食べてごらん。
kazby

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







滝川だったかどうか...”われても末に逢はんとぞ思ふ”ばりのペドロの執念だが、ティタをさらって逃げ出すことが出来ない。 このもどかしさは何なのだ?心は自由でありたいと思いながらも、古い習慣や制度に縛られ、そこから飛び出せないでいる人たち。 彼らの祈りがこめられたような、さまざまな料理たちが、時に人の心を解放し、ありのままの姿をさらけ出させようとしている。 この映画は正しい。

(評価:★4)

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