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[コメント] ザ・フロント(1976/米)

コメディタッチであるが故、赤狩りの実態が恐ろしく感じられる。また、絡まった糸(人物など)が次第にほどけていく感が非常にリアル。アレンの軽妙な演技に救われている箇所が目白押しで、シリアスな場面ではすごく味がある。良い配役だ。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ウディ・アレンの監督作品のような雰囲気。そういう意味では的を射た配役か。フロントになってバレないように奮闘する様がメインなのではなく、あくまでも主題は赤狩りへの痛烈な皮肉や批判。確かに脚本に関する騒動には笑わされるが、終盤に近づくにつれて笑って入られなくなる。プリンスが真実を打ち明けたり、赤狩りなんてクソ食らえというラストがあってこそ、この作品は完結する。劇中のプリンスは、まだまだ道のりが長そうだったけどね・・・・(確かにアレンかっこいいなぁ)

(評価:★3)

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