[コメント] レクイエム・フォー・ドリーム(2000/米)
「覚醒剤打たずにホームラン打とう」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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というのは警視庁の覚醒剤防止キャンペンのかつてのキャッチコピーである。当時は薬物が今ほど蔓延してなかったとしても、このコピーで「ああ、ワシもホンマシャブやめなアカンわ」と思った人がいるのか?警視庁も反薬物キャンペーンとしてこの映画を中高生に視聴させたらどうだろうか?この映画はそれだけの力があると思う。
薬を摂取すると瞳孔が開く、というドラッグのイメージ映像が繰り返し挿入されるんだけど、その間隔が物語の進行につれて段々短くなってくる。彼らの中毒状態を疑似体験してるような気分になった。
最初はこの薬物の摂取シーン独創的で面白い撮り方だなと感心してたものの、繰り返されるうちに段々恐怖感が増していき、最後には直視出来なくなってしまった。ドラッグに溺れた4人の結末映像が効果音とともにフラッシュする場面で完全に映画の迫力に気圧されてしまった。堕落の道を辿る登場人物の中でもエレン・バースティンの怪演ぶりは凄まじすぎる。
でも、もう1回見るのに結構勇気を要する映画だ。
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