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[コメント] 天国と地獄(1963/日)

現代サスペンスに毒された身に浴びせられる痛烈な冷や水。
chilidog

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いや〜ごめん権藤さん。本当にラストまで疑ってかかってたよ。あんたの「立身出世のための自作自演」と。泳がされている犯人(山崎努)が、タバコの火をもらうところあるだろ。もらったひげの親父をあんたと勘違いして、グルだと誤解しちゃったよ〜。あんたみたいな実直な人を疑って、本当にすんません。

…ともかく前半ギラギラした権藤と取ってかわる犯人は、ラストで自分より上と見る<権藤>よ対決する場面と、、自分より下に思おうとした、中毒患者に対峙した時にギラギラとした感情をフィルムに焼き付けてくれた。

個人的には、全編張りつめた雰囲気の中にあって緩急の幅をつけてくれた、熱弁の鉄道会社の人と焼却炉のおじさんにはほっとさせてもらいました。

(評価:★4)

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