[コメント] レイザーバック(1984/豪)
空のジュースの紙パックを吸っている感覚。
レンタルビデオ屋の奥の棚に隠れていた作品。観た当時はインターネットもなくこの映画の情報もまったくなかった。なぜかパッケージの絵に惹かれ観てしまった。映画が始まり見続けると妙な気分になった。芸術性のかけらもないのになぜ映像にこだわるのか不思議だった。今の時代ならそんないまいちなのに映像だけ良い作品は多いが、当時は少なかった。B級映画は映像が悪いというのが定番だった。すごい違和感を感じたことだけは覚えている。あとオーストラリアが舞台というのもその違和感の原因のひとつだったかもしれない。初めてのオーストラリア映画。 当時若かったのでいろいろなものに興味がありなんでも吸収したい年頃だった。 この作品の「からっぽさ」は吸収したくても何も得ることが出来ないという感覚を初めて体験した作品だったかもしれない。 「見た目の薄っぺらい映像にだまされるな」ということだけを勉強しました。
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