[コメント] アップタウン・ガールズ(2003/米)
佳作・・・に、成り損ない?
脚本も、カットも、音楽も、いろいろな要素を敢えて少しづつ「外して」いる感じ。90年代のヒット作のように最初から最後までバッチリ決めて問答無用というのではなく、余白を押さずに残し、トッド・ソロンズのような世界との中間領域で新境地を狙ったようにも思える。
ただ問題は、そこで上手く新しいリズムを生み出せず、試みが全然成功していないところか。でも断じて「ハリウッド風ヒット作の出来損ない」ではなく、あくまで「新境地を切り拓く意欲的な佳作」の成り損ない、だと思えた。
出演者の好演も相まっていくつかの印象に残るシーンを生んでいて、後味は悪くない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。