[コメント] ローマ法王になる日まで(2015/伊)
栄光への道なんていう華々しさはまったくない。軍事政権下での弾圧や立場の苦しさが非情に描かれる。
宗教は具体的かつ物理的な守りをしてくれるものではない。しかし、心の拠り所であったり、時にはその権威でもって敵をやぶる力を発揮するものではある。宗教の可能性と限界を同時にみたような気がした。ここに描かれるのは「ローマ法王になる日まで」だが、むしろその先に意識が向く。
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