追記:いやぁ、その後さらに爆発的にヒットしちゃって、金の熊までもらっちゃって本当にびつくりびつくりです。

日本のアニメも市民権を得るどころか、それを飛び越えて最高にハクつけちゃいましたね。で、内容的にはどうかというと、妄想的な内容を映像にするにはこれはやっぱり実写とかCGではなくアニメ向きの内容というのがあるわけで。

それはなぜかというと、子供が安心して楽しめるものだからであるわけで。

なぜ子供が楽しめるかというと、それは現実世界では起こり得ない楽しいことやら恐いことが次から次へと起こるからであって、それは多くのアニメ以外の映画でも同様のことが言えるのですが、これを大人が観て感動してる場合ではないと思う。

なぜなら、大人はこの映画の中では「両親」に自分の姿が投影されていることに気づくべきであって、そこをジャンプして一気に童心に帰ってしまっては誰が子供の面倒みたらええねん、と思わないだろうか。 僕の場合、そのことに思い至るまで半年かかってしまいましたが。

いや、竜に乗りたい気持ちもわかるんですけどね。

ただ、映像はやっぱり素晴らしいと思います。美しい。ここまで丹念にアニメの映像を作りこむ宮崎アニメの水準は間違いなく世界一でしょう。船が接岸していろんな化け物がゆらゆら降りて来るところとかね。おつかれさまでした。この作品に携わった人の努力が、一般に認められるということで報われるということで。